NYの高校生を悩ます保健体育のプロジェクト「1日赤ちゃん育て」
ものすごくお久しぶりです!
今回は、とーても面白く興味深いアメリカの性教育をご紹介しまーす。
ハイ、これは何でしょうか。
1、赤ちゃん
2、赤ちゃん
3、赤ちゃん人形
3番、ピンポーン、正解です!
これは、誰のでしょうか?
1、近所の3歳のブリットニーの
2、うちの16歳の息子の
3、うちの旦那の
3番、ブー!間違ってますよ。2番です!
といっても、保健体育のプロジェクトのための人形なので、正確には高校の所有物です。
そうです、ここNYでは、16歳の保健体育の授業で「1日赤ちゃん育て」プロジェクトがあるのです。
学校によって、にわとりの卵を育てたり、ぬいぐるみを使ったり、色々なんですが、うちの息子の学校では、コンピューター制御された限りなく本物に近いありがたいありがたいハイテク赤ちゃん人形を使うことになってます。
ハイテク好きの今の子どもには、とっても嬉しい・・・いや、とってもうざい人形なのです。
先週末にうちの息子は、ただでさえ週末の荷物が多いのに、この赤ちゃん人形を抱きながら帰ってきました。
この時すでに、彼の魔の24時間が始まっていたのです。
赤ちゃん人形は、声を発します。
最初は「フエン」という小さな泣き声で始まり、無視するととてつもない泣き声になります。
どうやって、泣きやますか?
どうやって、本物の赤ちゃんを泣きやましますか?
そうです、まずはお腹がすいてるのを疑いますね。で、ミルクをあげます。
でも、ちゃんと口にいれないと、むずがって泣きやみません。
必至の思いで赤ちゃんが好きな口の位置を探すこと5分、そしてしばらく飲んでくれます。
そうですねえ、だいたい20分から30分。
飲んでる間、ちゃんとゴクンゴクンとか飲む音とかしちゃうわけですよ。
で、音がしなくなったと思い、ミルクを口からはなすと、思いたったようにまた泣きます。
そうそう、飲んでる途中寝ちゃったんですねえ。で、ミルクをはなしたとたん起きるー!
すごいぞハイテク人形!
で、飲み終わったらゲップタイムー!まあ、ゲップが出るのに20分はかかりますねえ。
ほんで、首すわってないので、適当に抱っこしてゲームなんてできません。
首折れたら、ゲームオーバー。
それで、息子は考えた。ハイテクに対抗するのは、プリマティブだー!
ほっぺたから洋服にかけてセロテープで固定。
そして、カップヌードルを台にして、ミルクを手放しで飲ませるという技を開発。
これで、彼はコンピューターをしながらの子育てに成功したのでした・・・
しかし、ハイテク人形は、そんなに甘くない!
ミルクを飲ませても泣きやまない。
ハイ!次は、おむつがえー!
おむつは、2枚あって、おむつをとりかえると、おむつについてるセンサーとおしりが接触することでブザーがなります。
それでも、泣き止まない時があります。
そういう時は、なんでしたっけ?
そうです、抱っこです。あの夕暮れ時によく起こる、あの理由のない泣きです。
こうなったら、ただひたすら抱き続けなくてはなりません。
なんで泣き止まないんだよー!と、首なんてふったら、首が折れてゲームオーバー!
夕食の時間だろうが、トイレにいようが、容赦なく奴は泣き、息子は食べながら抱っこをしてました。
みなさん、ここでなぜ私たちが手伝わないか不思議に思っていることでしょう。
なぜって、彼には、赤ちゃんが親と認証できる認証ブレスレットをしなければならず、他のひとが世話をしても泣きやまないようになってるのです。
はずしていいのは、シャワーの時だけ。
すごいぞハイテク人形!
もちろん、ブレスレットを母親とかにやらせる悪い奴もいるかもしれませんが、まあ、一般の親ならそんないい経験、子どもにやらせないなんて馬鹿ですよねえ。絶対手伝いませんよねえ。
寝るのは、夜中の12時から朝の4時。
が、息子は結局眠れなかったようで、夢でオムツ替えたりしてたそうですから、きっとそれは夢か現かって状態だったのでしょう。
そして、次の日の昼の2時。
魔の24時間が終わり、彼は叫んでおりました。
「一生結婚しねー!子どもなんてほしくねー!」
うーん、ティーンエイジャーの妊娠出産の多いアメリカでは有効なプロジェクトですが少子化に悩む日本には不向きかなあ。
でも、男の子にはいい経験になると思います。
母さんは、大変なんだぞーってね。(一部父さんもね)
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